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大手邦銀・外資系を経験した現役ヘッドハンターが語る、ビジネスマンの条件とは?

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Consultant

  • 今村 信雄

    大手邦銀を経て2000年にイーストウエストコンサルティングに入社。エクゼクティブレベルの人材紹介に20年強の経験を有す。前職の邦銀に於いては、国内10年海外(欧州)7年のキャリアを通じ、法人融資、資本市場、証券業務、航空機ファイナンス他様々なファイナンスを担当した。慶應義塾大学法学部法律学科卒。

私は、ヘッドハンターとしてこれまでの23年間で、計5,000人以上の候補者と会ってきました。
今まで私のビジネス経験の中で、ビジネスマンのイメージとして感じてきたものがあるので紹介しようと思います。
あくまで、私がヨーロッパで見てきたビジネスマンの振る舞い等であるので、100%正しいと言える訳ではないですが、一つの参考にして頂ければ幸いです。

i. 持ち物としてのペン

ビジネスマンはペンにこだわるようです。通常はその場に置いてあるペンは使わないようです。ある時、20数社がロンドンで一堂に会し、大きな契約のサイニングセレモニが行われました。その時に皆が自分自身、それぞれのお気に入りのペンを持ってサインをしていました。そうなのです!ペンは自分自身を表すものの一つなのかもしれません。
私が感じたのは、ペンは単なる筆記具ではなく、自分自身を表現し、一生の思い出を綴り、残し、伝える宝石のようなものなのかもしれません。調べたところ、エス・テー・デュポンの筆記具は、職人の手により最高の耐久性を得るために金属をベースに作り上げられ、150以上の工程を経て完成したと聞いています。私もそんなデュポンとカランダッシュのペンが好きです。

ii. 持ち物としての時計

以前、スイス国立銀行(SNB)と定期的なランチミーティングを行っていました。スイス人らしく、会話はいつもお互いに「いい時計をしていますね」から入ります。彼は値段のことを言っているのではなく、内容にこだわっているようです。そこで、やはりスイス人らしく、ロレックスとパティックは良いと言っていました(笑)。
ある別の機会に、日本で某社社長と対談した際に、なんと私と同じ時計をしていたんです。それはVから始まるメーカーで、極めて珍しいモデルでした。同じ物を身に付けていることで気に入られたこともありました。
今ではこれも懐かしい想い出です。

iii. 持ち物としてのシャツ

私にとってシャツは下着のような位置づけなのです。というのもヨーロッパのビジネスマンが着用しているシャツは、胸ポケットが無いものが多かったのです。これがヨーロッパのスタンダードだと思いました。そんな訳で私は、胸ポケットのないシャツにこだわっています。

面接での心得

私は候補者に対して、面接の心得としてアドバイスしたいことがあります。

面接においては、最初の10秒が勝負。
ノックして部屋に入り、挨拶して握手する。自信を持って相手と会話できるかどうか。
インタビュールームでは、人がいなくても見られている意識が必要。置いてあるものを触ったり歩き回ったりしない事。

そして覚えてほしいのですが、あなたと同様に、面接官も緊張しているということ。むしろあなたの笑顔で、面接官の緊張をほぐしてあげることが効果的です。
そして面談後の礼状は不要です。なぜならば礼状の英語の不備や文章の書き方で印象が悪くなって落ちた候補者がいます。
特にレジュメはシンプルに!長くてもA4 2枚が限度。それ以上は多すぎて相手側が読む気になりません。レジュメは見る人のために書くものなので、相手の立場になって書くことが重要です。あなた自身が書きたいものを書くものではないのです。

ヘッドハンターの仕事とは

私たち、ヘッドハンターとしての仕事とは、クライアントにとって最適な組織を提案し、そのためのチームの組成をアレンジすること。MDからアソシエイトまでチームで紹介できれば完璧です。
願わくば、常にクライアントの悩みや問題を察知し、意を汲み、ヒューマンキャピタルに関することの提案が出来る事、それが私たちの仕事です。つまりクライアントの事業と組織をよく理解して、アドバイスが出来るクライアントの良きパートナーであることです。

私自身もこれらの事を念頭において常にベストなパートナーでありたいと願い、それをゴールに日々、邁進しております。
もしこの話に興味をお持ちになりましたら、是非連絡ください。

今村信雄 Imamura_n@ewc.co.jp

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